色彩の知識は仕事に役立つ
色彩を教えていると、生徒たちから、「検定の勉強しても将来役に立たないでしょ」と言われることがあります。その時に私は、自分が制作しているアクセサリの話をします。 この写真は空の色をテーマに制作したアクセサリです。 ところで、みなさんは、「空の色ってなんで青いか知っていますか?」 という質問を投げかけるのです。 それを知らないで、空の絵を描いていたり、空に関連するものを作るのって、お客さんやクライアントに対して説得力のある説明ができますか? 例えば、猫の可愛さを伝えるのに、猫を飼っている人と飼っていない人、ど ...
色の理論を知ったうえで配色のセンスを磨く
なぜ、センスのある配色ができないか? それは、配色理論を知らないからです。 そもそもどんな色と、どんな色が合うのか、逆にどんな色が合わないのか理論的に分かってない人、感じていない人は、なかなか上達しません。 これがセンスのないといったりします。 センスがないといっておりますが、正確にはセンスがないわけではなく、色彩を理解できていないということなのです。色彩理論がわかっていないと、ただ無作為に一所懸命、色合わせをしても、なかなか上達しなのです。 だからこそ色彩の知識を学び、色の理論を学ぶことで、色のセンスを ...
実際に見て理解できること
色彩検定の学習においては、座学で、検定に合格するためだけに学習すると思いがちです。 実際に色を見るカラーカードを使った配色実習もあります。 オリジナルの学習教材を制作して実際に見て理解できる講義を目指しています。 なぜ、色は見えるのかという項目のスペクトルでは、実際にスペクトルを見て、光にはいろいろな色が含まれているということを学びます。 色彩の講義では、なるべく色や物を見て理解してもらえるよういろいろな実験道具もそろえています。 例えば、混色の項目では、実際にフィルムを重ねたり、色光の混色などをみて、混 ...
技術とは理論でもある
例えば、絵を描く技術を磨くためには、絵の練習をすればいいと思いがちです。 もちろん練習をすることで技術を磨けます。 しかしながら、絵がうまい人は、そもそも書く前からすでにいろいろ考えているからうまい側面もあります。 色々な考え=理論があるからこそ、技術も備わっていくものです。 近年学生は、コンセプトを考えることに苦労しています。コンセプトもなく制作に励むこともあります。 色彩の知識は、理論の一部です。 色彩を学ぶことによっておのずと技術力もつくはずです。
色の知識は必要か?
たtとえば、芸術家だったら、個性だけでもいいでしょう。 デザイナーだとしたら、クライアントや、エンドユーザーがいます。 この色、素敵でしょ。で納得できることではありません。 なぜ、この色を選んだのか?根拠のある説明がないと、相手は納得してくれないでしょう。
色彩検定1級2次試験に出題された慣用色名
2022年 標準解答マラカイトグリーンdp12 2021年 標準解答ネービーブルーdk18ベージュltg6 2020年 標準解答ジョンブリアンv8ライラックlt22+オリーブクリーンg10 2019年 標準解答茜色dp2新橋色b16 2018年 標準解答マリーゴールドv6ポピーレッドv2藤色lt20+ 2017年 標準解答ウルトラマリンブルーdp20マラカイトグリーンdp12 2016年 標準解答萌黄v10ジョンブリアンv8蘇芳d2 2015年 出題なし 2014年 常盤色 2013年 2012年 201 ...
慣用色の覚え方
慣用色の出題傾向はこの何年かは2つ出てきます。 出題傾向 過去の出題傾向をしらべるとその色の由来や、言い換えの色のことを質問してきます。 日本で最古の染料 ○○のような、○○と同類、○○の色といえば ○○語で○○ ○○産地の○○原料 ○○の色名 ○○の一説にも出てくる色名 鉱石の名前由来系 慣用色の説明には慣用色がすでに入った形で説明しているので、 覚え方としては、端的にまとめると良いでしょう。 どの様に出てくるのかを予想しました。 桜色の場合、慣用色は下記のように記載されていますが、これでは色名がわかっ ...
色彩検定1級2次合格までの道のり
1級2次試験の内容について 1級2次試験で大事なのは、3級と2級の知識です。 テキストも、2,3級そろえましょう。 1級を受ける段階で、1次と2次試験は平行して勉強しましょう。 1次が受かってからでは遅いと思います 効率よく勉強する方法 特に慣用色名をPCCS値とともに覚えなければなりません。 暗記ツールを自分で作ります。 もし時間がない場合は、時間を買う形になりますが、メルカリなどで暗記カードを作っている人がいるので購入するのもよいでしょう。
色彩検定 1級2次の勉強でまず始めること
色彩検定の1次試験もですが、2次試験になるとさらに情報が少なくなってきます。 過去問を解く前に覚えないといけないことがあります。 その内容はというと、3級、2級で学習した内容です。 内容を暗記しないといけません。 まず下記のものをすべて暗記してから、過去問題を解いてみましょう。 知識が自分のものになっていれば、1次試験よりも簡単に合格できるはずです。 poos色相環 トーンと純色 夕彩トーンの明度漂 色相の同一、隣接 トーンの同一類似対象 トーンの基礎 トーンのイメージ 配色の基礎 配色技法 ドミナント ...